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店長さんに聞きました!
お気に入りの1本に出会うコツ 〜フィッティング編〜

FEATURES フレーム

2018.11.09

今、メガネはファションアイテムとしても注目を浴びており、視力の矯正が必要な人もそうではない人も、アイウェアショップに足を運ぶ機会が以前よりぐっと増えました。
「お店で試着してみたけど自分じゃ似合っているかどうかよくわからない」、「はじめてのメガネなのでこれが自分にきちんと合ったものなのか自信がない」などなど、悩んだり、疑問に感じたことはありませんか?

そこで今回、もっと安心してメガネを選んでいただくための重要なポイント、「フィッティング」について、オプティック パリミキ 品川プリンス店 店長の松村さんに聞いてみました。


ー フィッティングとはなんですか?
基本的にはメガネをずれないように調整することです。長時間使用してもストレスを感じないようにお合わせします。どんなに素敵なメガネでもフィッテングが合っていないと、掛けたくなくなってしまいます。メガネを活かすも殺すもフィッティング次第なんですが、まだまだご存知ないお客様も多いので、これを機にぜひ知っていただきたいです!


ー どんなメガネでも調整する必要があるんですね
最近は樹脂素材のフレームが増えて、フィッティング技術が低くてもある程度のところまでは素材でカバーすることができます。それでも、心地よく掛けていただくために、最後はやっぱり人の技術が重要になってきます。フィッティングって実は知識や経験に伴う技術がとても重要になってくる工程なので、常に勉強して実践しての繰り返しなんです。私はそのお店の本質が現れるのがフィッティングの技術力だと思っています。


ー メガネのポテンシャルを最大限に活かすというのは具体的にどんなことなんですか
メガネを作る際、掛ける人の目の位置に合うよう計算してレンズを作るので、正しい位置で掛けるためにフィッティングは欠かせません。正しい位置でないと見え方が違ってくるため、目の疲れ具合にも大きく影響が出てきます。それに長時間でもストレスなく掛け続けられる心地よさは、フィッティング次第で変わってくるんです。


ー フレームの形ではないんですね
もちろんお似合いになる形やサイズも大切ですが、最後は人の手が加わらない限り、お客様にとって最高のメガネにはならないんです。


ー フィッティングは奥が深いですね
そうなんです。フィッティング技術力の高いお店を見つけるだけで、メガネを選ぶ幅がグンと広がると思います。常に掛けるメガネは身体の一部ですから本当に大切なんですよ。技術力の高いメガネ屋さんを見つけることはスーパードクターを見つけることと同じですね。


ー 松村さんはフィッティングの腕に自信があるんですね
もちろんです。「このメガネ凄く気に入ってるんだけど掛けにくくて……」なんて言われたらもう腕が鳴りますね!


ー 他店のメガネでもフィッティングして貰えるんですか?
お持ちいただければ全力でフィッティングさせていただきます!


ー フィッティングでは、実際どのあたりをチェックするんでしょうか?
私たちがよくお客様にお話しさせていただくのは、鼻あての周辺、横の幅(顔の幅)、耳の上、後ろの4点です。特にそこをチェックして調整しております。

鼻あての部分だと、このあたり*1の部分がポイントになってくると思います。メガネによっては部品がついていないものもありますが、鼻あてのあるタイプでしたらあとで調整は自由に出来るので安心していただけると思います。ついていないものでも、別パーツをつける調整なども出来ますよ。
*1クリングス:鼻あてを支える足の部分

耳の後ろはこのあたり*2ですね。ここの曲げ方一つでメガネがずれたり痛くなったりします。幅も広すぎても狭すぎても不具合が出てしまいます。
*2モダン:つるの先端、耳に掛ける部分

実は、店頭に陳列されている商品は、幅やモダンの曲げ位置を標準的な位置に整えてあります。これをフィッティングによってお客様のお顔に合わせた形に手作業で調整していきます。こうして調整することでメガネは完成します。

お一人おひとり、顔のかたちは違うので、きちんと合わせることが大切です。使っているうちに不具合が出ることがあっても、三城グループではそういったメガネの調整・メンテナンスはいつでも無料でやっていますので、お気軽にご相談ください。「買ったところじゃないと、なかなか行きにくい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、メガネであれば三城グループ以外で購入された商品も見させていただきますよ。


ここからはオプティック パリミキ プリンス品川店 店長の松村さんの経歴について聞いてみましょう。


ー 松村さんが眼鏡業界に入ったきっかけは何ですか?
たまたまという感じです。偶然というか。


ー 実際入ってみてどうでしたか?
最初は何をしたらいいのかわかりませんでした。そのうち徐々に、メガネを販売するというよりは、お客様ピッタリにメガネを合わせるのが楽しいなと思い始めて。最初はメガネを売っているだけだと思っていましたが、入社当初言われていた「お客様に合わせる一つの目的がメガネ」という話を実感するようになりました。


ー 何年くらい働いていますか?
90年に入社して、28年目ですね。いつのまにか。
最初は大阪の店舗だったんですが、そのあとオーストラリアに10年ほどおりまして、横浜、東京で現在に至るという感じです。


ー 海外で働いて良かったな、と思った点はありますか?
まだまだ自分の知らないことが世界中には沢山あると気付かされた点です。いろいろな国の方々と交流することができて、肌の色や言葉を超えた部分で理解し合えました。また、三城のサービスや日本のすばらしさは、世界でも十分通用すると実感できました。



*フィッティングの詳細は、最寄りの店舗スタッフへお気軽にお問い合わせください。

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